競馬の血統
血統とは「血のつながり、血筋」のことを意味します。競馬においては、「サラブレッド=血統」といっても過言ではないくらい重要なファクターになっています。
血統が不明な馬は現状ではサラブレッドとは認められず、JRA主催の競馬には出場できません。また、短距離血統、中距離血統、長距離血統などと言い、血統からその馬の距離適正や成長型、能力などといった特徴がある程度予測できるとも言われています。
そこで競馬の世界においては、競走馬として好成績をあげられる強い馬を生み出すために、サラブレッドの配合が行われています。つまり子馬の父と母を人間が意図的に決めるということ。強い父親と母親を持つ子は強いという認識のもとに行われています。
もちろん必ずしも強い馬の子が強くなるとは言えませんが、筋力、心肺機能、蹄、気性などは遺伝するため、強い馬の子は強い確率が高いと言えます。そのため、競馬において血統というのはとても大事なことなのです。
なお、血統的な価値が下がるため、短距離血統と長距離血統を交配することはありません。また、血統のいい馬は、レース経験がなくても繁殖牝馬になることがあります。
サラブレッドの祖
競馬の血統とは、それぞれの馬の父母の系統のこと。競馬では優秀な血統の馬でなければ好成績をあげる確率が低いとされています。もちろん競馬では、血統だけでなく、馬体をはじめとする、いろいろな条件が揃っていることも必要ですが、血統はもっとも根本的なものと言われています。
現在、「血統=サラブレッド」とされており、JRAではサラブレッドだけで競馬が行われています。
サラブレッドの父系をたどって行くと、必ず以下の3頭いずれかの父系に行き着きます。
・ダーレーアラビアン〜1702年生まれ。この馬から派生したサラブレッドの数は全体の8割以上を占め、現在のサラブレッドの中で大多数を占めている。
・ゴドルフィンアラビアン〜1724年生まれ。アメリカ史上最高の名馬を輩出しているが、日本で活躍しているのはほんのわずか。
・バイアリーターク〜1680年生まれのトルコ馬。トウカイテイオー、メジロマックイーン、シンボリルドルフなどそうそうたるメンバーが揃っていた。現在この血統が広がりを見せ始めている。
競馬の世界では、強い馬を育てるためにサラブレッドの配合が行われています。配合には2つの方法があり、一つはインブリードといい、特定の祖先の形質をより強く導き出すため、その祖先の血をひく牡と牝をかけ合わせる方法。
もう一つは、アウトブリードといい、多種多様な祖先を持つように配合する方法で、強烈な個性が強調されることはないが、欠点の少ない健康な馬が生まれる確率が高いとされています。日本ではインブリードが多く行われています。